理事長所信

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【2022年度 スローガン】

折不撓(ひゃくせつふとう)

~新たな挑戦をしよう。みんなのために~

じめに

知多市の内陸部にはペコロスやフキなどの農業が栄え、沿岸部には臨海工業地帯があり発展してきました。また、マリンスポーツを楽しめる新舞子や、佐布里の梅林、岡田地区には国の有形文化財など歴史ある観光名所があり、名古屋市からのアクセスの良さなど多くの魅力があります。生まれも育ちもこの知多市で過ごしてきた私は、住み慣れた知多市が当たり前になっており恵まれた環境にある実感がありませんでした。当たり前のことが他から見たら魅力であり、それに気付かせてくれたのが知多青年会議所でした。

私は2014年に先輩から「お前は青年会議所に入るべきだ」と声を掛けていただき、同世代の仲間を増やしたいという軽い気持ちで入会したのを覚えております。入会してみると知多青年会議所のメンバーはまちのため・子どものため・仲間のために一生懸命運動を発信しており、とても輝いて見えたのと同時に、私はこの中でやっていけるのか、志の違いに不安も覚えました。しかし、委員会など共に活動をしていく中で知多の魅力やそこに関わる人たちの活動を目の当たりにし、私も次第に恩恵を受けたこのまちのためになにかできることはないかと考えるようになり、活動への不安はいつの間にか解消されていました。

青年会議所は青年が社会により良い変化をもたらすための発展と成長の機会を提供する場です。しかし、始めから社会の変化・発展なんて到底できません。この青年会議所活動には様々な成長の機会がありますが待っていては何も得られず時間だけが過ぎてしまいます。まずは自分から一歩を踏み出して苦手なものにも挑戦し、そこで得られた経験が自信となり成長へと繋がります。近年のこの変化する状況、何が起こってもおかしくない現状を生き抜いていくにはしっかりと地に足をつけてアンテナを張り、どんな困難な状況でも柔軟な考えで挑戦を続け、さらには楽しみに変えていけるようメンバー一丸となりこの知多を盛り上げて参ります。

織力の強化

2020年から続く新型コロナウイルスの影響で今まで当たり前であった多くの市民を巻き込んだ事業が中止や縮小に追い込まれました。多くの人数で顔を突き合わせて会議をする機会も減りました。この現状を受け入れ前に進むにはメンバー全員がひとつの目的を目指し、報告・連絡・相談の伝達を速やかに行う堅実な組織運営を行う強い組織力が必要です。

目的を共有することでひとりでは解決出来ないようなことでも同じ目的を持つ同志が集まればどんな困難なことでも立ち向かうことができます。そして、速やかな情報共有をすることで「やる」と決めたことへの準備ができ、一致団結した運動発信を行って参ります。また、組織運営における財務管理と理事会運営・備品や情報の整理など継続して行わなければならない日々の職務を怠ると、ひとつの小さな甘えが2つ・3つと増えていき、後に大きなものとなり運動発信への障害となります。強い組織であるためには日々の責務を大切にし、怠ることなく遂行していかなければなりません。そして、そんな一枚岩となった組織でどんな困難なことでも真正面からぶつかり、一歩ずつ進んで参ります。

また、青年会議所はまだまだ敷居の高いイメージがあります。子どもから年輩の方までシンプルでわかりやすく、誰に対しても誠実な組織がまちから頼られ、さらに知多青年会議所の魅力へと代わり、一人ひとりが与えられた責務を全うし、小さな一歩を継続的に踏みだし続けることが、後に大きなものとなり最大限の運動発信に繋がると確信しております。

志を求めて会員拡大

全国的に青年会議所会員は減少し続けており、知多青年会議所は数年15名~20名の間で横ばいが続いておりますが、全国の青年会議所にはまちの規模が同じでも、会員数を増やし続けている成功事例も沢山あり、私たちが効果的な運動発信する上でまだまだ会員数は少なく、会員拡大については例年避けては通れない課題となっております。「JCは何をしているかわからない。」「いつも飲み歩いている。」これらはよく聞く言葉ですが、そんな組織が47年もの間存続するでしょうか。

青年会議所はまちや社会の課題を自らみつけ、多種多様な課題解決へ挑戦できる組織です。また利益を目的とするのではなく、明るい社会の実現に向け、奉仕の心を持ち活動しております。そんな志高き仲間が知多青年会議所には在籍しております。しかし、まだまだ未熟な私たちは青年会議所の良さを皆様へ最大限に伝えることができていないかもしれません。そんな私たちですが、今まで社会ではできなかった経験を青年会議所の活動を通して数多く挑戦させていただきました。そして、今まで自分と接点がなかった人、違う事業、違う役割、違う環境、などなど、様々な違いに触れることができます。決まりきったことを学ぶのではなく、違いに触れる機会が数多くあること、これが青年会議所の特徴でもあります。そんな経験を多くの仲間と共有し、まだ見ぬ仲間を求めて知多のために、同志を拡大して参ります。さらなる活気あるまちを目指して。

きを増す青少年育成

子どもも大人も初めてのことは失敗して当たり前です。失敗して多くのことを学び、次にその経験を活かし成功に結びつけていくことが大切です。しかし現状の社会は失敗のリスクを減らすために前例のある安全な方へ考え、自分の好きなことでさえ制限されることもあります。

初めてのことはやはり恐怖と不安を感じます。しかし、一歩踏み出して挑戦し、失敗から学ぶのか、挑戦せずに何も残らず後悔するのか。どちらが自分の将来のためになるのか考えてみてください。さらにそれが好きなことや興味のあることなら尚更です。人は十人十色違いがあって当たり前です。まずは自分の夢中になれることを見つけ、とことん追求してみてください。それがこれからの人生の道しるべになります。その道しるべを元にすることで新たな経験をし、失敗から学び、次へのステップへ進むことで新たな未来へと繋がっていきます。

大人であれば過去の経験からある程度予測をたてて判断することが可能ですが、人生経験の少ない子どもたちは中々自分一人で判断する材料がありません。そこで私たち大人が多くの可能性を秘めた子どもたちに挑戦する機会を提供し、寛大な心で見守ることで、固定観念に囚われない好奇心豊かな大人へと成長していくよう導いて参ります。

​知多の魅力発信

知多市はよく名古屋市のベッドタウンと言われ、住みやすく交通の便が良いことが理由に上げられます。都会には都会の魅力、田舎には田舎の魅力があり、各まちにはそれぞれの魅力が必ずあります。知多市にもマリンスポーツが盛んな新舞子、八幡、日長地区を中心にペコロスなどの農産物が栄え、グリーンベルトが広がるエネルギーの拠点である臨海地区、そして、朝倉の梯子獅子など市民・各団体がこれまで伝統を引き継いできた観光名所もあり、市外から多くの人が訪れるものもあります。こういった知多市の誇れる観光的な魅力は後世へ引き継いでいかなければなりません。

 

そして、もう一つの魅力は人です。知多市の人口は約85,000人おり、私たち知多青年会議所の他にも知多のため、地域のために活動している人や団体は沢山あり、それぞれの地域課題に向き合い必死に活動している方もいます。そういう有志の活動があり、皆様の知らないところでまちは少しずつ変化していき、その活動がまちの魅力へ変わっていきます。まだまだ皆様の知らない知多があるはずです。そんな知多の発見を皆様と共有して発信し、知多を知り、知多を好きになっていただけるようSNS・ホームページを計画的に更新し、知多の魅力を伝える新たな広報にも挑戦し知多青年会議所からまちの魅力を知り、市民には目から鱗の発見を、世界の皆様には梅まつりを始め、有名な所からマニアックな知多の魅力まで発信し、知多に足を運んでもらえるよう継続的な発信を続けて参ります。

たな成長の機会

青年会議所は世界中にあり、そのまちの地域課題に向き合い活動をしております。また、さらに大きな地域課題解決のために愛知ブロック協議会、東海地区協議会、日本青年会議所、世界(JCI)と各青年会議所から出向し活動をしております。この出向は各まちの青年会議所では味わえないスケールメリットや新たな仲間や関係者との出会い、スキルアップなど多くの成長の機会があり本年も知多青年会議所から多くのメンバーが出向致します。この成長の機会をしっかりと自分のものとし、1年後には自身の成長と、仲間の輪が広がり、さらに楽しい人生になっていることでしょう。

 

出向しないメンバーも今の自分より少し背伸びをして地域課題に向き合いながら、全力で出向者をサポートして参ります。また、出向者は知多青年会議所の名前を背負っていることを忘れずに出向のメリットを最大限吸収し、自身の成長とそこで学んだことを知多青年会議所に持ち帰りまちの発展と知多青年会議所のより良い変化につなげ、知多の発展に貢献して参ります。

わりに

50年に一度の自然災害が毎年のように起こり、新型コロナウィルスが以前の生活様式を変えました。数年前では考えられないことが今起こっております。変化できないものや組織は時と共に衰退していき、柔軟に変化していける組織は輝きを増し、求められる存在であります。不況と言われる今のピンチをチャンスと捉え、目の前の現実と正面からぶつかり、誰かがなんとかしてくれるという考えは捨て、私たちに今何が出来るかを考え、迅速に行動していくことが求められております。

そして青年会議所メンバーには挑戦の場が無数にあります。本年も知多の地から飛び出して愛知県、日本へその挑戦の場を広げております。そんな今しかできない貴重な体験を自分のものとし、そこで得た経験を市民のため・まちのため・仲間のため・家族のため・あなたの考える誰かのために提供し、絶えず挑戦を続け、心躍らせるような1年となるようメンバー全員で駆け抜けて参ります。

知多青年会議所

第48代 理事長​

髙橋 啓人